Microsoft PowerPoint - 若手研究者のための2017_for_dist.pptx

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft PowerPoint - 若手研究者のための2017_for_dist.pptx"

Transcription

1 スパース重ね合わせ符号の状況と課題 竹内純一 三村和史 九州大学大学院システム情報科学研究院 広島市立大学大学院情報科学研究科 27//28 若手研究者のための講演会 at 新潟県月岡温泉 Thanks to: 川喜田雅則, 高木美里, 武石啓成, 波多江優和, 宮本耕平 Special thanks to: 竹内啓悟

2 スパース重ね合わせ符号 (Sparse superposition codes; SS 符号 ) [Barron and Joseph 2] (ISIT2) ガウス通信路に直接適用される誤り訂正符号 符号語が,ではなく実数値をとる 符号語は辞書の列ベクトルのスパースな線形結合により構成辞書の例 AWGN 通信路容量を達成する

3 通信路容量を達成する符号 通信路容量に近い伝送レートを達成し, かつ効率的に符号化 復号が行える符号をつくりたい 993 年 : ターボ符号 [Berrou ら ] 従来と比べて格段に高い伝送レートを達成 29 年 :Polar 符号 [Arikan] ( 離散入力通信路 ) 2 年 : 空間結合 LDPC 符号 [Kudekar et al.] 24 年 : スパース重ね合わせ符号 [Joseph &Barron] AWGN 通信路容量を達成 3

4 SS 符号のブロック誤り確率の上界 通信路容量 C, レート R, 符号長 n, 平均誤り確率 p e 最尤復号のとき [Joseph and Barron 2()] 効率的復号のとき [Joseph and Barron 4()] 4

5 ガウス通信路を用いた通信 目標 :,,, メッセージ : 一様分布 送信側 受信側 メッセージ 符号語 受信語 復号結果 符号化 ガウス通信路 復号 伝送レート : 通信路容量 : 5

6 平均パワー制約 符号語 ガウス通信路 受信語 は各次元独立に, にしたがう ( 平均, 分散の正規分布 ) 符号語の平均電力制限 : 6

7 ガウス通信路の通信路容量 平均電力制限 のもとでの通信路容量 通信路符号化定理 [Shannon 948] によると, これを達成するのは, 符号語 c が各次元独立ににしたがうとき 7

8 スパース重ね合わせ符号 対 写像 の数はちょうど個 ( スパース ) 辞書 8

9 符号化 対 写像 辞書 の数はちょうど個 ( スパース ) 9

10 分割重ね合わせ符号 辞書 個のセクションに分ける こちらの方が符号化の設計が簡単 今後はこれを前提として議論

11 各パラメータの関係 全てのメッセージの数と全ての符号語の数は等しいので 伝送レートより, の決め方に自由度がある はからまで取り得る

12 セクションサイズ率 a セクションサイズと分割数の関係 辞書サイズ ( : セクションサイズ率 ) を大きくするとはスパースになる 性能を保証するためには, がある程度大きくなければならない 2

13 辞書 X の作り方 各要素それぞれ独立に これにより, 符号語の平均電力制約が満たされる 符号語は各次元独立に, にしたがう これはガウス通信路の通信路容量を達成する分布である で生成 ただし, 現実のデバイスで厳密に正規乱数を実装することはできない 乱数値がバウンドされない 乱数値の表現に無限の精度が必要

14 復号 受信語と辞書が与えられたもとでスパースな ベクトル を推定 圧縮センシングと同様の枠組み CDMA 通信との類似性 最小二乗復号 ( 計算量無視 ) と効率的復号アルゴリズムについて後に紹介 4

15 復号アルゴリズム 最尤復号 [Barron & Joseph, Joseph & Barron 2] 誤り確率 O(exp(- (C-R) 2 n)) 適応的逐次復号器 [Barron & Joseph, Joseph & Barron 4] 誤り確率 O(exp(- (C M -R) 2 n)) power allocation simple 法と直交化付きの二種類 受信語と辞書列の相関が閾値を超えたものを逐次復号 ベイズ最適適応的逐次復号器 [Barron & Cho 2] 各列の事後確率を反復計算で求め, 最後にMAP 推定 ベイズ最適 AMP [Barbier et al 4], [Rush & Venkataramanan 5] 空間結合 vs power allocation 5

16 復号誤りの定義 : 真の : 復号結果 ブロック誤り : : 誤って復号されたセクションの数 セクション誤り率 実はスパース重ね合わせ符号単体では高い確率でが小さいことしか言えない 6

17 RS 符号との組み合わせ リード ソロモン符号 (RS 符号 )[Reed and Solomon 96] を外符号 (outer code) として組み合わせて用いる 小さいブロック誤りの確率を実現 通信路 符号化 (RS 符号 ) 符号化 ( 重ね合わせ符号 ) 復号 ( 重ね合わせ符号 ) 復号 (RS 符号 ) inner code outer code 7

18 最小二乗復号の誤り確率 [Joseph & Barron 22] A. Joseph and A. R. Barron, Least squares superposition codes of moderate dictionary size are reliable at rates up to capacity, IEEE Trans. Inf. Theory, vol. 58, no. 5, pp , May 22. 8

19 最小二乗復号 最小二乗復号 : 最尤復号の意味で最適だが, 計算量的に困難 ( 再構成 ) 9

20 セクションサイズ率 a セクションサイズと分割数の関係 辞書サイズ ( : セクションサイズ率 ) を大きくするとはスパースになる 性能を保証するためには, がある程度大きくなければならない 2

21 定理 [Joseph and Barron 22] は各要素独立にから生成する. とし, セクションサイズ率はを満たすものとする. このとき, に対して, が成り立つ. ただし, である. 注意 : 確率変数は, ノイズ だけでなく, 辞書 も含めて 考えている 2

22 a v のグラフ (L = 64) [Joseph and Barron 22] より 22

23 効率的復号アルゴリズム [Barron &Joseph ][Joseph & Barron 4] [] A. R. Barron and A. Joseph, Towards fast reliable communication at rates near capacity with Gaussian noise, Proc. IEEE. Int. Symp. Inf. Theory, Austin, Texas, June 3 8, 2, pp [2] A. Joseph and A. R. Barron, Fast Sparse Superposition Codes Have Near Exponential Error Probability for R < C, IEEE trans. IT, Feb

24 効率的復号アルゴリズム OMP (Orthogonal Matching Pursuit) に似た繰り返しアルゴリズム で動く ( 並列処理必要 ) ただし外符号のリード ソロモン符号の計算に多項式時間くらいかかる 24

25 power allocation( の各成分を可変に ) 辞書 個のセクションに分ける 25

26 と の作り方 各要素それぞれ独立に で生成 が満たされるようにする 平均電力制約を満たすため とするのが最も簡単 しかしこれでは通信路容量を達成できない 26

27 電力割り当て P (l) :Capacity 2 : 小さい正定数 は より少しだけ大きい が に近いところでは, は一定になる 2 の方が少し性能が良くなる 27

28 Step とする に対して, となる があ れば, それを復号結果とする の最適値は約 (SN 比が小さくないとき ) 出力 : このステップで復号されたの集合 28

29 Step 2, に対して, となる があ れば, それを復号結果とする 出力 : このステップで復号されたの集合 29

30 Step k, に対して, となる があ れば, それを復号結果とする 出力 : このステップで復号されたの集合 3

31 終了条件 復号されたの数がになったとき 閾値を超える が一つもなかったとき 3

32 直交化付きアルゴリズムを別の統計量に変える方法 32

33 Step ( 前と同じ ), とする を計算 となるがあれば, それを復号結果とする 出力 : このステップで復号されたの集合 33

34 Step 2, : のに対する直交成分 を計算 を計算 となるがあれば, それを復号結果とする 出力 : このステップで復号されたの集合 34

35 Step, : のに対する直交成分 を計算 を計算 となるがあれば, それを復号結果とする 出力 : このステップで復号されたの集合 35

36 直交成分の作り方 シュミットの直交化法により行う ただし 36

37 復号のペースを制限する方法 37

38 の作り方の変更 ( ) :step において閾値を超えたの集合 をに入れていく が を超えないよう な制限の元で, できるだけ多く入れる は指定しておく 38 (にするととなる )

39 終了条件 復号されたの数がになったとき 閾値を超える が一つもなかったとき が 以上になったとき 39

40 指定すべきパラメータ 電力割り当て 2 復号のペース制限 3 のパラメータ を構成するため 4

41 update function ただし, 率, は標準正規分布の上側確 辞書のサイズと通信路 ( 決まる ), 閾値を設定すると 4

42 g L (x) によるペースの観察 [Barron and Joseph 2] より 42

43 の設定 を用意 で設定 のとき 2 のとき 43

44 ベイズ最適適応的逐次復号 [Barron and Cho 2] 初期ステップ 各列,2,, と各セクション,2,, に対して以下を計算,,,,,,,,,, Barron and Cho, ``High rate sparse superposition codes with iteratively optimal estimates." Proc. of IEEE Intl. Symp. on Inform. Theory. Cambridge, MA, July 22, pp

45 ベイズ型アルゴリズム ( 続き ) 第ステップ 以下を計算,,,,,,,, 規定の回数反復した後, 最終的な から台を求めて終了 (MAP) 45

46 ベイズ型アルゴリズムの特徴, が第 ステップの時点で 列が正しい列であるという事後確率 は,, で各成分対応する列の事後確率で決まる ステップが進むにつれ が に近づく の期待値は第 ステップの時点で正しく推定でき るセクション数の割合の期待値と一致するLemma2, [Barron and Cho 22] AMP の t 状態発展式 の役割に類似. 46

47 E の振る舞いは g で分かる [Barron & Cho 22] より 47

48 実験 各アルゴリズムによる復号を行ってセクション誤り率 をみる : 誤って復号されたセクション数 : 列が復号されなかったセクション数 48

49 復号実験パラメータ snr=7 レート R =.3C,.4C,.5C. 各アルゴリズムで各設定 回ずつ実験 ビット誤り率 < q となる回数を計測 (q=.~.5) 使用環境 R on Linux, Intel(R) Xeon(R) CPU 2.9GHz 逐次復号アルゴリズムについて 閾値 2log. 49

50 達成可能レート 宮本らによる実験で,Joseph & Barron アルゴリズムで R =.4C, ベイズ最適化で,R =.5C 程度 参考 ([Barron & Cho 22] の図 ) 5

51 考察 at ISIT22 (Boston) LDPC 符号 MAP 復号で C 達成 BP による効率的復号では C までギャップ 空間結合で効率的復号で C 達成. 圧縮センシング (Bayes 最適 AMP) L 再構成で情報理論的限界達成 L 再構成は性能のギャップあり. 空間結合で L と同等の性能 [Donoho et al. 23] スパース重ねあわせ符号 最尤復号で C 達成 効率的復号では大きなレートドロップ LDPC 符号と圧縮センシングの状況から類推して, 空間結合でレートドロップを改善できないか? 5

52 圧縮センシングとは (/2) 問題設定 次元ベクトル, 観測行列 (, A によって 次元ベクトル が次のように与えられているとする A~N, : ( ) スパースなベクトル 圧縮率 信号密度 圧縮センシングでは非零要素の位置が未知である場合の復元をどの程度まで が小さい範囲で行えるかを問題とする [5] 田中利幸, `` 圧縮センシングの数理,'' IEICE Fundamentals Review, Vol.4, No., pp.39 47,2 年. 52

53 圧縮センシングとは (2/2) 右に示す 3 種類のノルムを用いる ノルム : ノルム : ノルム : ( ユークリッドノルム ) ノイズなし 再構成 : arg min.. 再構成 : arg min.. ノイズあり ( 計算困難 ) で復元可能 ( 効率的 ) ( 弱しきい値 ) で復元可能 また, 各要素が N, σ に従うノイズ W があると 再構成 : arg min.. ( 計算困難 ) 再構成 : arg min.. ( 効率的 ) arg min λ ( ラグランジュ未定乗数法による ) 53

54 圧縮センシングの再構成アルゴリズム Approximate Message Passing (AMP) 再構成のアルゴリズムの つで理論的によいとされている 条件 ( 残差のノルムが一定値以下, 反復回数が一定回数以上等 ) を満たすまで次の反復式を用いて未知ベクトルを推定 ( : 反復回数 ),λ η,λ [5] 田中利幸, `` 圧縮センシングの数理,'' IEICE Fundamentals Review, Vol.4, No., pp.39 47,2 年. 54

55 空間結合圧縮センシング 空間結合 手法 特徴 観測行列を帯対角の形にすることによって, 計算量を低く保ったまま復元限界を改良するというアイデア Bayes 最適 AMP と呼ばれるアルゴリズムを用いる 未知ベクトルの事前分布を とすると, 復元可能な の下限は によって決まり, その値を とする [] Donoho, Javanmard, and Montanari, "Information theoretically optimal compressed sensing via spatial coupling and approximate message passing," IEEE transactions on information theory 59. (23):

56 空間結合圧縮センシングのアイデア 空間結合の構造を, 単純化した例を使って説明する. もし,,, が推定できたとすると 連鎖的に他の要素も決定する. 56

57 空間結合圧縮センシングの再構成アルゴリズム Bayes Optimal AMP 観測行列 は行列によって決まる. : 観測行列 A の要素のインデックスを, 対応する ブロックのインデックスに写す関数 未知ベクトル について事前分布を既知としている AMP はアダマール積を表す Bernoulli Gussian 事前分布の場合 [] Donoho, Javanmard, and Montanari, "Information theoretically optimal compressed sensing via spatial coupling and approximate message passing," IEEE transactions on information theory 59. (23):

58 スパース重ね合わせ符号における空間結合 [Barbier et al. 4] は Γ Γ のブロックに分けられる. インデックスを, とし, 各ブロックを, とする. 即ち, /Γ 列, /Γ 行となる. ここで /Γ, /Γ とする. 帯の幅を決定する, 行列 の要素の値を決定する関数 を導入. Γ, 2 とすると. において, は, と正規化し,, の各要素は N,, に従う シェイプマトリックス, [2] Barbier, Dia, and Macris, "Proof of Threshold Saturation for Spatially Coupled Sparse Superposition Codes," arxiv preprint arxiv:63.87 (26):

59 Replica 解析 : AMP vs 適応的逐次復号 [Barbier & Krzakala 24] Barbier and Krzakala, ``Replica analysis and approximate message passing decoder for superposition codes,'' in Proc. IEEE ISIT

60 空間結合 AMP 復号器の大極限理論保証 [Barbier, Dia, & Macris 6] 定理 6.2 孤立系理論限界と空間結合系 AMP 閾値の関係 シェイプマトリックスが非常に大きいとき 孤立系理論限界 通信路符号化定理 : C lim セクションサイズが大 通信路容量達成 Barbier, Mohamad, & Macris, "Proof of Threshold Saturation for Spatially Coupled Sparse Superposition Codes," arxiv preprint arxiv:63.87 (26):

61 実験 ( 波多江ら ): 孤立系 SS 符号の復号 ( 反復 回で復元 ) 信号密度. のときの孤立系 AMP の限界.2385 であることがわかっている. 具体的な値は下表に示す. 符号長 75 ベクトル の次元 5 セクションサイズ 圧縮率.35 信号密度. SN 比 5 伝送速度.7343C < 孤立系の実験設定 > 6

62 実験 2( 波多江ら ): 空間結合系 SS 符号の復号 ( 反復 63 回で復元成功 ) シェイプマトリックスを無限に大きくしたときの伝送速度 を とする シェイプマトリックスのサイズは 55*5, 帯の幅は 6 とした ブロックの符号長 2 ブロックのベクトル 次元 符号長 55 ベクトル の次元 5 セクションサイズ 圧縮率.2 信号密度. SN 比 8 伝送速度.4537C 伝送速度.745C < 空間結合系の実験設定 > /2 /2 /3 /3 /3 /4 /4 /4 /4 /5 /5 /5 /5 /5 /5 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 O O < デザインマトリックスの構造 > /3 /3 /3 /2 /2 62

63 [Donoho, Javanmard, Montanari 3] のシミュレーションの追試 [ 大浦 6] [ 大浦 6] 大浦聡一郎, 状態発展式による空間結合圧縮センシングの解析, 九州大学工学部卒業論文, 26 年 2 月 63 で

64 [Donoho, Javanmard, Montanari 3] のシミュレーションの追試 2 [ 大浦 6] 64

65 実験 3( 波多江ら ): 空間結合系 SS 符号の復号 ( 復元不可能 ) 実験 2 の設定において帯の幅を変えずにシェイプマトリックスを大きくした デザインマトリックスのサイズは 55*5 から 75*7 へとした ブロックの符号長 2 ブロックのベクトル 次元 符号長 575 ベクトル の次元 7 セクションサイズ 圧縮率.2 信号密度. SN 比 8 伝送速度.4537C 伝送速度.745C < 空間結合系の実験設定 > /2 /2 /3 /3 /3 /4 /4 /4 /4 /5 /5 /5 /5 /5 /5 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 /6 O O < デザインマトリックスの構造 > /3 /3 /3 /2 /2 65

66 power allocation AMP 復号器の理論保証 [Rush & Venkataramanan 7] AMP 反復式 誤り確率の上界 66

67 ベイズ最適 AMP 復号器のシミュレーション [Rush, Greig, Venkataramanan 7] power allocation with Bayes 最適 AMP, ただし, 辞書はアダマール行列 v = 5 C = 2 n = 6582 for R =.6C, n = 52 for R =.9C 67

68 ベイズ最適 AMP の最新のシミュレーション ( 波多江ら ) n =35, L =, M =3, N =3, v =, R =.8C power allocation あり : ビット誤り率平均 7% 程度 68

69 ベルヌーイ辞書を用いたスパース重ね合わせ符号 [Takeishi, Kawakita, and Takeuchi 2] [Takeishi & Takeuchi 6] [] Y. Takeishi, M. Kawakita, and J. Takeuchi, "Least squares superposition codes with Bernoulli dictionary are still reliable at Rates up to Capacity," IEEE Trans. Inform._ Theory, vol. 6, no. 5, pp , May 24. [2] Y. Takeishi and J. Takeuchi, "An improved upper bound on block error probability of least squares superposition codes with unbiased Bernoulli dictionary," Proc. of 26 IEEE Intl. Symp. on Inform. Theory, pp , Barcelona, Spain, July 5,

70 Barron and Joseph による予想 (2) ベルヌーイ辞書を用いた場合でも通信路容量を達成できる ベルヌーイ辞書 : で生成 この場合も, 符号語の平均電力制約は満たされる 符号語は各次元独立に, にしたがう分布に近づく ( 中心極限定理 ) 本研究ではこの予想を確かめた 7

71 定理 ( ベルヌーイ辞書のときの最尤復号 ) は各要素独立に確率 /2で, 確率 /2で として生成する. とし, セクションサイズ率 はある条件を満た すものとする. このとき, に対して, が成り立つ. ただし, である. 7

72 補題 7( 簡略版 )[Takeishi, Kawakita, Takeuchi 4] 以上の任意の自然数に対して, が成り立つ. 72

73 まとめ 適応的逐次復号器は速いが,.4C 程度が限界 Bayes 法で.5C 程度までいくが遅くなる 符号長 程度では, レートドロップは大きい /(log n) なので, かなり問題. ベイズ最適 AMPでは,n = 4くらいで復号可能. 空間結合は使えない可能性が高い Bernoulli 辞書にしてもシミュレーションでの性能はほとんど変わらない. 73

スライド 1

スライド 1 1 非対称通信路の通信路容量を達成する 符号化法に関する最近の進展 東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻講師本多淳也 情報理論研究会 2018/5/18 概要 2 非対称通信路の符号化 polar 符号を用いる方式 無歪み圧縮を用いた符号化法の一般的な枠組み Miyake-Muramatsuの方式 連鎖構造に基づく方式 無歪み圧縮の逆操作について 通信路符号化 3 ノイズを含む通信路を用いて情報を伝送したい

More information

混沌系工学特論 #5

混沌系工学特論 #5 混沌系工学特論 #5 情報科学研究科井上純一 URL : htt://chaosweb.comlex.eng.hokudai.ac.j/~j_inoue/ Mirror : htt://www5.u.so-net.ne.j/j_inoue/index.html 平成 17 年 11 月 14 日第 5 回講義 デジタルデータの転送と復元再考 P ({ σ} ) = ex σ ( σσ ) < ij>

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82538FCD8CEB82E88C9F8F6F814592F990B382CC8CB4979D82BB82CC82505F D E95848D8682CC90B69

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82538FCD8CEB82E88C9F8F6F814592F990B382CC8CB4979D82BB82CC82505F D E95848D8682CC90B69 第 章 誤り検出 訂正の原理 その ブロック符号とその復号 安達文幸 目次 誤り訂正符号化を用いる伝送系誤り検出符号誤り検出 訂正符号 7, ハミング符号, ハミング符号生成行列, パリティ検査行列の一般形符号の生成行列符号の生成行列とパリティ検査行列の関係符号の訂正能力符号多項式 安達 : コミュニケーション符号理論 安達 : コミュニケーション符号理論 誤り訂正符号化を用いる伝送系 伝送システム

More information

Information Theory

Information Theory 前回の復習 情報をコンパクトに表現するための符号化方式を考える 情報源符号化における基礎的な性質 一意復号可能性 瞬時復号可能性 クラフトの不等式 2 l 1 + + 2 l M 1 ハフマン符号の構成法 (2 元符号の場合 ) D. Huffman 1 前回の練習問題 : ハフマン符号 符号木を再帰的に構成し, 符号を作る A B C D E F 確率 0.3 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1

More information

Information Theory

Information Theory 前回の復習 講義の概要 chapter 1: 情報を測る... エントロピーの定義 確率変数 X の ( 一次 ) エントロピー M H 1 (X) = p i log 2 p i (bit) i=1 M は実現値の個数,p i は i 番目の実現値が取られる確率 実現値 確率 表 裏 0.5 0.5 H 1 X = 0.5 log 2 0.5 0.5log 2 0.5 = 1bit 1 練習問題の解答

More information

基礎統計

基礎統計 基礎統計 第 11 回講義資料 6.4.2 標本平均の差の標本分布 母平均の差 標本平均の差をみれば良い ただし, 母分散に依存するため場合分けをする 1 2 3 分散が既知分散が未知であるが等しい分散が未知であり等しいとは限らない 1 母分散が既知のとき が既知 標準化変量 2 母分散が未知であり, 等しいとき 分散が未知であるが, 等しいということは分かっているとき 標準化変量 自由度 の t

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 付録 2 2 次元アフィン変換 直交変換 たたみ込み 1.2 次元のアフィン変換 座標 (x,y ) を (x,y) に移すことを 2 次元での変換. 特に, 変換が と書けるとき, アフィン変換, アフィン変換は, その 1 次の項による変換 と 0 次の項による変換 アフィン変換 0 次の項は平行移動 1 次の項は座標 (x, y ) をベクトルと考えて とすれば このようなもの 2 次元ベクトルの線形写像

More information

Microsoft PowerPoint - H17-5時限(パターン認識).ppt

Microsoft PowerPoint - H17-5時限(パターン認識).ppt パターン認識早稲田大学講義 平成 7 年度 独 産業技術総合研究所栗田多喜夫 赤穂昭太郎 統計的特徴抽出 パターン認識過程 特徴抽出 認識対象から何らかの特徴量を計測 抽出 する必要がある 認識に有効な情報 特徴 を抽出し 次元を縮小した効率の良い空間を構成する過程 文字認識 : スキャナ等で取り込んだ画像から文字の識別に必要な本質的な特徴のみを抽出 例 文字線の傾き 曲率 面積など 識別 与えられた未知の対象を

More information

25 11M15133 0.40 0.44 n O(n 2 ) O(n) 0.33 0.52 O(n) 0.36 0.52 O(n) 2 0.48 0.52

25 11M15133 0.40 0.44 n O(n 2 ) O(n) 0.33 0.52 O(n) 0.36 0.52 O(n) 2 0.48 0.52 26 1 11M15133 25 11M15133 0.40 0.44 n O(n 2 ) O(n) 0.33 0.52 O(n) 0.36 0.52 O(n) 2 0.48 0.52 1 2 2 4 2.1.............................. 4 2.2.................................. 5 2.2.1...........................

More information

memo

memo 数理情報工学特論第一 機械学習とデータマイニング 4 章 : 教師なし学習 3 かしまひさし 鹿島久嗣 ( 数理 6 研 ) kashima@mist.i.~ DEPARTMENT OF MATHEMATICAL INFORMATICS 1 グラフィカルモデルについて学びます グラフィカルモデル グラフィカルラッソ グラフィカルラッソの推定アルゴリズム 2 グラフィカルモデル 3 教師なし学習の主要タスクは

More information

様々なミクロ計量モデル†

様々なミクロ計量モデル† 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ ) この資料は私の講義において使用するために作成した資料です WEB ページ上で公開しており 自由に参照して頂いて構いません ただし 内容について 一応検証してありますが もし間違いがあった場合でもそれによって生じるいかなる損害 不利益について責任を負いかねますのでご了承ください 間違いは発見次第 継続的に直していますが まだ存在する可能性があります 1 カウントデータモデル

More information

SAP11_03

SAP11_03 第 3 回 音声音響信号処理 ( 線形予測分析と自己回帰モデル ) 亀岡弘和 東京大学大学院情報理工学系研究科日本電信電話株式会社 NTT コミュニケーション科学基礎研究所 講義内容 ( キーワード ) 信号処理 符号化 標準化の実用システム例の紹介情報通信の基本 ( 誤り検出 訂正符号 変調 IP) 符号化技術の基本 ( 量子化 予測 変換 圧縮 ) 音声分析 合成 認識 強調 音楽信号処理統計的信号処理の基礎

More information

Probit , Mixed logit

Probit , Mixed logit Probit, Mixed logit 2016/5/16 スタートアップゼミ #5 B4 後藤祥孝 1 0. 目次 Probit モデルについて 1. モデル概要 2. 定式化と理解 3. 推定 Mixed logit モデルについて 4. モデル概要 5. 定式化と理解 6. 推定 2 1.Probit 概要 プロビットモデルとは. 効用関数の誤差項に多変量正規分布を仮定したもの. 誤差項には様々な要因が存在するため,

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82568FCD8CEB82E892F990B382CC8CF889CA82BB82CC82515F B834E838A B9797A3959C8D F A282E982C682AB82CC8CEB82E897A62E >

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82568FCD8CEB82E892F990B382CC8CF889CA82BB82CC82515F B834E838A B9797A3959C8D F A282E982C682AB82CC8CEB82E897A62E > 第 7 章 誤り訂正の効果その : ユークリッド距離復号法を用いるときの誤り率 ユークリッド距離に基づく最尤復号ブロック符号のユークリッド距離に基づく最尤復号畳み込み符号のユークリッド距離に基づく最尤復号 安達 : コミュニケーション符号理論 ユークリッド距離に基づく最尤復号 送信情報系列 Xx x x x x x 5.. を符号化して得られた符号系列 5.. を送信する. 伝送路途中の雑音のため誤りが発生するので,

More information

Microsoft Word - 補論3.2

Microsoft Word - 補論3.2 補論 3. 多変量 GARC モデル 07//6 新谷元嗣 藪友良 対数尤度関数 3 章 7 節では 変量の対数尤度を求めた ここでは多変量の場合 とくに 変量について対数尤度を求める 誤差項 は平均 0 で 次元の正規分布に従うとする 単純化のため 分散と共分散は時間を通じて一定としよう ( この仮定は後で変更される ) したがって ij から添え字 を除くことができる このとき と の尤度関数は

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E >

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E > 目次 参考文献安達著 : 通信システム工学, 朝倉書店,7 年. ディジタル変調. ディジタル伝送系モデル 3. 符号判定誤り確率 4. 元対称通信路 安達 : コミュニケーション符号理論 安達 : コミュニケーション符号理論 変調とは?. ディジタル変調 基底帯域 ( ベースバンド ) 伝送の信号波形は零周波数付近のスペクトルを持っている. しかし, 現実の大部分の通信路は零周波数付近を殆ど伝送することができない帯域通信路とみなされる.

More information

アルゴリズムとデータ構造

アルゴリズムとデータ構造 講義 アルゴリズムとデータ構造 第 2 回アルゴリズムと計算量 大学院情報科学研究科情報理工学専攻情報知識ネットワーク研究室喜田拓也 講義資料 2018/5/23 今日の内容 アルゴリズムの計算量とは? 漸近的計算量オーダーの計算の方法最悪計算量と平均計算量 ポイント オーダー記法 ビッグオー (O), ビッグオメガ (Ω), ビッグシータ (Θ) 2 お風呂スケジューリング問題 お風呂に入る順番を決めよう!

More information

日心TWS

日心TWS 2017.09.22 (15:40~17:10) 日本心理学会第 81 回大会 TWS ベイジアンデータ解析入門 回帰分析を例に ベイジアンデータ解析 を体験してみる 広島大学大学院教育学研究科平川真 ベイジアン分析のステップ (p.24) 1) データの特定 2) モデルの定義 ( 解釈可能な ) モデルの作成 3) パラメタの事前分布の設定 4) ベイズ推論を用いて パラメタの値に確信度を再配分ベイズ推定

More information

Microsoft PowerPoint - 資料04 重回帰分析.ppt

Microsoft PowerPoint - 資料04 重回帰分析.ppt 04. 重回帰分析 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Sstems Engineering Department of Chemical Engineering, Koto Universit manabu@cheme.koto-u.ac.jp http://www-pse.cheme.koto-u.ac.jp/~kano/ Outline

More information

CAEシミュレーションツールを用いた統計の基礎教育 | (株)日科技研

CAEシミュレーションツールを用いた統計の基礎教育 | (株)日科技研 CAE シミュレーションツール を用いた統計の基礎教育 ( 株 ) 日本科学技術研修所数理事業部 1 現在の統計教育の課題 2009 年から統計教育が中等 高等教育の必須科目となり, 大学でも問題解決ができるような人材 ( 学生 ) を育てたい. 大学ではコンピューター ( 統計ソフトの利用 ) を重視した教育をより積極的におこなうのと同時に, 理論面もきちんと教育すべきである. ( 報告 数理科学分野における統計科学教育

More information

講義「○○○○」

講義「○○○○」 講義 信頼度の推定と立証 内容. 点推定と区間推定. 指数分布の点推定 区間推定 3. 指数分布 正規分布の信頼度推定 担当 : 倉敷哲生 ( ビジネスエンジニアリング専攻 ) 統計的推測 標本から得られる情報を基に 母集団に関する結論の導出が目的 測定値 x x x 3 : x 母集団 (populaio) 母集団の特性値 統計的推測 標本 (sample) 標本の特性値 分布のパラメータ ( 母数

More information

ベイズ統計入門

ベイズ統計入門 ベイズ統計入門 条件付確率 事象 F が起こったことが既知であるという条件の下で E が起こる確率を条件付確率 (codtoal probablt) という P ( E F ) P ( E F ) P( F ) 定義式を変形すると 確率の乗法公式となる ( E F ) P( F ) P( E F ) P( E) P( F E) P 事象の独立 ある事象の生起する確率が 他のある事象が生起するかどうかによって変化しないとき

More information

( 前半 ) 目次 1. 辞書学習の導入と先行研究の紹介. 辞書学習の応用事例 3. 辞書学習のサンプル複雑度とは ( 後半 ) 4. 既存の辞書学習のアルゴリズム 5.Bayes 推定を用いた辞書学習のアルゴリズム /53

( 前半 ) 目次 1. 辞書学習の導入と先行研究の紹介. 辞書学習の応用事例 3. 辞書学習のサンプル複雑度とは ( 後半 ) 4. 既存の辞書学習のアルゴリズム 5.Bayes 推定を用いた辞書学習のアルゴリズム /53 スパース表現を探す - 辞書学習におけるサンプル複雑度と アルゴリズム - 坂田綾香 A, 樺島祥介 B A 統計数理研究所, B 東京工業大学 1/53 ( 前半 ) 目次 1. 辞書学習の導入と先行研究の紹介. 辞書学習の応用事例 3. 辞書学習のサンプル複雑度とは ( 後半 ) 4. 既存の辞書学習のアルゴリズム 5.Bayes 推定を用いた辞書学習のアルゴリズム /53 ( 前半 ) 目次

More information

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている

More information

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt 講義内容 講義内容 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 ベクトルの直交性 3

More information

したがって このモデルではの長さをもつ潜在履歴 latent history が存在し 同様に と指標化して扱うことができる 以下では 潜在的に起こりうる履歴を潜在履歴 latent history 実際にデ ータとして記録された履歴を記録履歴 recorded history ということにする M

したがって このモデルではの長さをもつ潜在履歴 latent history が存在し 同様に と指標化して扱うことができる 以下では 潜在的に起こりうる履歴を潜在履歴 latent history 実際にデ ータとして記録された履歴を記録履歴 recorded history ということにする M Bayesian Inference with ecological applications Chapter 10 Bayesian Inference with ecological applications 輪読会 潜在的な事象を扱うための多項分布モデル Latent Multinomial Models 本章では 記録した頻度データが多項分布に従う潜在的な変数を集約したものと考えられるときの

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生 0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生まれ, コンピューテーショナルフォトグラフィ ( 計算フォトグラフィ ) と呼ばれている.3 次元画像認識技術の計算フォトグラフィへの応用として,

More information

生命情報学

生命情報学 生命情報学 5 隠れマルコフモデル 阿久津達也 京都大学化学研究所 バイオインフォマティクスセンター 内容 配列モチーフ 最尤推定 ベイズ推定 M 推定 隠れマルコフモデル HMM Verアルゴリズム EMアルゴリズム Baum-Welchアルゴリズム 前向きアルゴリズム 後向きアルゴリズム プロファイル HMM 配列モチーフ モチーフ発見 配列モチーフ : 同じ機能を持つ遺伝子配列などに見られる共通の文字列パターン

More information

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�)

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�) Cellulr uo nd heir eigenlues 東洋大学総合情報学部 佐藤忠一 Tdzu So Depren o Inorion Siene nd rs Toyo Uniersiy. まえがき 一次元セルオ-トマトンは数学的には記号列上の行列の固有値問題である 固有値問題の行列はふつう複素数体上の行列である 量子力学における固有値問題も無限次元ではあるが関数環上の行列でその成分は可換環である

More information

スライド 1

スライド 1 Keal H. Sahn A R. Crc: A dual teperature sulated annealng approach for solvng blevel prograng probles Coputers and Checal Engneerng Vol. 23 pp. 11-251998. 第 12 回論文ゼミ 2013/07/12( 金 ) #4 M1 今泉孝章 2 段階計画問題とは

More information

(.3) 式 z / の計算, alpha( ), sigma( ) から, 値 ( 区間幅 ) を計算 siki.3<-fuctio(, alpha, sigma) elta <- qorm(-alpha/) sigma /sqrt() elta [ 例 ]., 信頼率 として, サイ

(.3) 式 z / の計算, alpha( ), sigma( ) から, 値 ( 区間幅 ) を計算 siki.3<-fuctio(, alpha, sigma) elta <- qorm(-alpha/) sigma /sqrt() elta [ 例 ]., 信頼率 として, サイ 区間推定に基づくサンプルサイズの設計方法 7.7. 株式会社応用数理研究所佐々木俊久 永田靖 サンプルサイズの決め方 朝倉書店 (3) の 章です 原本とおなじ 6 種類を記述していますが 平均値関連 4 つをから4 章とし, 分散の つを 5,6 章に順序を変更しました 推定手順 サンプルサイズの設計方法は, 原本をそのまま引用しています R(S-PLUS) 関数での計算方法および例を追加しました.

More information

Microsoft Word - Time Series Basic - Modeling.doc

Microsoft Word - Time Series Basic - Modeling.doc 時系列解析入門 モデリング. 確率分布と統計的モデル が確率変数 (radom varable のとき すべての実数 R に対して となる確 率 Prob( が定められる これを の関数とみなして G( Prob ( とあらわすとき G( を確率変数 の分布関数 (probablt dstrbuto ucto と呼 ぶ 時系列解析で用いられる確率変数は通常連続型と呼ばれるもので その分布関数は (

More information

0 部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌

0 部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌 0 部分的最小二乗回帰 Parial Leas Squares Regressio PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌 部分的最小二乗回帰 (PLS) とは? 部分的最小二乗回帰 (Parial Leas Squares Regressio, PLS) 線形の回帰分析手法の つ 説明変数 ( 記述 ) の数がサンプルの数より多くても計算可能 回帰式を作るときにノイズの影響を受けにくい

More information

スライド 1

スライド 1 データ解析特論重回帰分析編 2017 年 7 月 10 日 ( 月 )~ 情報エレクトロニクスコース横田孝義 1 ( 単 ) 回帰分析 単回帰分析では一つの従属変数 ( 目的変数 ) を 一つの独立変数 ( 説明変数 ) で予測する事を考える 具体的には y = a + bx という回帰直線 ( モデル ) でデータを代表させる このためにデータからこの回帰直線の切片 (a) と傾き (b) を最小

More information

Microsoft PowerPoint slide2forWeb.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint slide2forWeb.ppt [互換モード] 講義内容 9..4 正規分布 ormal dstrbuto ガウス分布 Gaussa dstrbuto 中心極限定理 サンプルからの母集団統計量の推定 不偏推定量について 確率変数, 確率密度関数 確率密度関数 確率密度関数は積分したら. 平均 : 確率変数 分散 : 例 ある場所, ある日時での気温の確率. : 気温, : 気温 が起こる確率 標本平均とのアナロジー 類推 例 人の身長の分布と平均

More information

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx 数理計画法第 6 回 塩浦昭義情報科学研究科准教授 shioura@dais.is.tohoku.ac.jp http://www.dais.is.tohoku.ac.jp/~shioura/teaching 第 5 章組合せ計画 5.2 分枝限定法 組合せ計画問題 組合せ計画問題とは : 有限個の もの の組合せの中から, 目的関数を最小または最大にする組合せを見つける問題 例 1: 整数計画問題全般

More information

パソコンシミュレータの現状

パソコンシミュレータの現状 第 2 章微分 偏微分, 写像 豊橋技術科学大学森謙一郎 2. 連続関数と微分 工学において物理現象を支配する方程式は微分方程式で表されていることが多く, 有限要素法も微分方程式を解く数値解析法であり, 定式化においては微分 積分が一般的に用いられており. 数学の基礎知識が必要になる. 図 2. に示すように, 微分は連続な関数 f() の傾きを求めることであり, 微小な に対して傾きを表し, を無限に

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 無線通信システム研究会 / 情報理論研究会 / 信号処理研究会 Polar 符号の移動通信システムへの適用と 5G 標準化動向 三木信彦 ( 香川大学 ) 永田聡 (NTT ドコモ ) 27..9 はじめに 本発表では, 近年着目されている Polar 符号について移動通信の適用と 5G 標準化動向について概説 通信路分極 符号化 復号法 他のチャネル符号化との比較 Turbo 符号 (LDPC 符号

More information

ボルツマンマシンの高速化

ボルツマンマシンの高速化 1. はじめに ボルツマン学習と平均場近似 山梨大学工学部宗久研究室 G04MK016 鳥居圭太 ボルツマンマシンは学習可能な相互結合型ネットワー クの代表的なものである. ボルツマンマシンには, 学習のための統計平均を取る必要があり, 結果を求めるまでに長い時間がかかってしまうという欠点がある. そこで, 学習の高速化のために, 統計を取る2つのステップについて, 以下のことを行う. まず1つ目のステップでは,

More information

スライド 1

スライド 1 データ解析特論第 10 回 ( 全 15 回 ) 2012 年 12 月 11 日 ( 火 ) 情報エレクトロニクス専攻横田孝義 1 終了 11/13 11/20 重回帰分析をしばらくやります 12/4 12/11 12/18 2 前回から回帰分析について学習しています 3 ( 単 ) 回帰分析 単回帰分析では一つの従属変数 ( 目的変数 ) を 一つの独立変数 ( 説明変数 ) で予測する事を考える

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ロボットの計画と制御 マルコフ決定過程 確率ロボティクス 14 章 http://www.probabilistic-robotics.org/ 1 14.1 動機付けロボットの行動選択のための確率的なアルゴリズム 目的 予想される不確かさを最小化したい. ロボットの動作につての不確かさ (MDP で考える ) 決定論的な要素 ロボット工学の理論の多くは, 動作の影響は決定論的であるという仮定のもとに成り立っている.

More information

情報工学概論

情報工学概論 確率と統計 中山クラス 第 11 週 0 本日の内容 第 3 回レポート解説 第 5 章 5.6 独立性の検定 ( カイ二乗検定 ) 5.7 サンプルサイズの検定結果への影響練習問題 (4),(5) 第 4 回レポート課題の説明 1 演習問題 ( 前回 ) の解説 勉強時間と定期試験の得点の関係を無相関検定により調べる. データ入力 > aa

More information

09.pptx

09.pptx 講義内容 数値解析 第 9 回 5 年 6 月 7 日 水 理学部物理学科情報理学コース. 非線形方程式の数値解法. はじめに. 分法. 補間法.4 ニュートン法.4. 多変数問題への応用.4. ニュートン法の収束性. 連立 次方程式の解法. 序論と行列計算の基礎. ガウスの消去法. 重対角行列の場合の解法項目を変更しました.4 LU 分解法.5 特異値分解法.6 共役勾配法.7 反復法.7. ヤコビ法.7.

More information

NLMIXED プロシジャを用いた生存時間解析 伊藤要二アストラゼネカ株式会社臨床統計 プログラミング グループグルプ Survival analysis using PROC NLMIXED Yohji Itoh Clinical Statistics & Programming Group, A

NLMIXED プロシジャを用いた生存時間解析 伊藤要二アストラゼネカ株式会社臨床統計 プログラミング グループグルプ Survival analysis using PROC NLMIXED Yohji Itoh Clinical Statistics & Programming Group, A NLMIXED プロシジャを用いた生存時間解析 伊藤要二アストラゼネカ株式会社臨床統計 プログラミング グループグルプ Survival analysis using PROC NLMIXED Yohji Itoh Clinical Statistics & Programming Group, AstraZeneca KK 要旨 : NLMIXEDプロシジャの最尤推定の機能を用いて 指数分布 Weibull

More information

Microsoft PowerPoint - statistics pptx

Microsoft PowerPoint - statistics pptx 統計学 第 17 回 講義 母平均の区間推定 Part- 016 年 6 14 ( )3 限 担当教員 : 唐渡 広志 ( からと こうじ ) 研究室 : 経済学研究棟 4 階 43 号室 email: kkarato@eco.u toyama.ac.jp website: http://www3.u toyama.ac.jp/kkarato/ 1 講義の目的 標本平均は正規分布に従うという性質を

More information

Microsoft Word doc

Microsoft Word doc . 正規線形モデルのベイズ推定翠川 大竹距離減衰式 (PGA(Midorikawa, S., and Ohtake, Y. (, Attenuation relationships of peak ground acceleration and velocity considering attenuation characteristics for shallow and deeper earthquakes,

More information

Microsoft PowerPoint - 6.PID制御.pptx

Microsoft PowerPoint - 6.PID制御.pptx プロセス制御工学 6.PID 制御 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Systems Engineering Department of Chemical Engineering, Kyoto University manabu@cheme.kyoto-u.ac.jp http://www-pse.cheme.kyoto-u.ac.jp/~kano/

More information

Microsoft PowerPoint - 7.pptx

Microsoft PowerPoint - 7.pptx 通信路 (7 章 ) 通信路のモデル 情報 送信者 通信路 受信者 A a,, a b,, b B m = P( b ),, P( b m ) 外乱 ( 雑音 ) n = P( a,, P( a ) n ) 送信情報源 ( 送信アルファベットと生成確率 ) 受信情報源 ( 受信アルファベッと受信確率 ) でもよい 生成確率 ) 受信確率 ) m n 2 イメージ 外乱 ( 雑音 ) により記号 a

More information

Microsoft Word - 訋é⁄‘組渋å�¦H29æœ�末試é¨fi解ç�fl仟㆓.docx

Microsoft Word - 訋é⁄‘組渋å�¦H29æœ�末試é¨fi解ç�fl仟㆓.docx 07 年 8 月 日計量経済学期末試験問. 次元ベクトル x ( x..., x)', w ( w.., w )', v ( v.., v )' は非確率変数であり 一次独立である 最小二乗推定法の残差と説明変数が直交することは証明無く用いてよい 確率ベクトル e ( e... ) ' は E( e ) 0, V ( e ),cov( e j ) 0 ( j) とし 確率ベクトル y=( y...,

More information

集中理論談話会 #9 Bhat, C.R., Sidharthan, R.: A simulation evaluation of the maximum approximate composite marginal likelihood (MACML) estimator for mixed mu

集中理論談話会 #9 Bhat, C.R., Sidharthan, R.: A simulation evaluation of the maximum approximate composite marginal likelihood (MACML) estimator for mixed mu 集中理論談話会 #9 Bhat, C.R., Sidharthan, R.: A simulation evaluation of the maximum approximate composite marginal likelihood (MACML) estimator for mixed multinomial probit models, Transportation Research Part

More information

Microsoft PowerPoint - Statistics[B]

Microsoft PowerPoint - Statistics[B] 講義の目的 サンプルサイズの大きい標本比率の分布は正規分布で近似できることを理解します 科目コード 130509, 130609, 110225 統計学講義第 19/20 回 2019 年 6 月 25 日 ( 火 )6/7 限 担当教員 : 唐渡広志 ( からと こうじ ) 研究室 : email: website: 経済学研究棟 4 階 432 号室 kkarato@eco.u-toyama.ac.jp

More information

統計的データ解析

統計的データ解析 統計的データ解析 011 011.11.9 林田清 ( 大阪大学大学院理学研究科 ) 連続確率分布の平均値 分散 比較のため P(c ) c 分布 自由度 の ( カイ c 平均値 0, 標準偏差 1の正規分布 に従う変数 xの自乗和 c x =1 が従う分布を自由度 の分布と呼ぶ 一般に自由度の分布は f /1 c / / ( c ) {( c ) e }/ ( / ) 期待値 二乗 ) 分布 c

More information

ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル

ファイナンスのための数学基礎 第1回 オリエンテーション、ベクトル 時系列分析 変量時系列モデルとその性質 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ 時系列モデル 時系列モデルとは時系列データを生み出すメカニズムとなるものである これは実際には未知である 私たちにできるのは観測された時系列データからその背後にある時系列モデルを推測 推定するだけである 以下ではいくつかの代表的な時系列モデルを考察する 自己回帰モデル (Auoregressive Model もっとも頻繁に使われる時系列モデルは自己回帰モデル

More information

インターリーブADCでのタイミングスキュー影響のデジタル補正技術

インターリーブADCでのタイミングスキュー影響のデジタル補正技術 1 インターリーブADCでのタイミングスキュー影響のデジタル補正技術 浅見幸司 黒沢烈士 立岩武徳 宮島広行 小林春夫 ( 株 ) アドバンテスト 群馬大学 2 目次 1. 研究背景 目的 2. インターリーブADCの原理 3. チャネル間ミスマッチの影響 3.1. オフセットミスマッチの影響 3.2. ゲインミスマッチの影響 3.3. タイミングスキューの影響 4. 提案手法 4.1. インターリーブタイミングミスマッチ補正フィルタ

More information

Microsoft PowerPoint - 2.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 2.ppt [互換モード] 0 章数学基礎 1 大学では 高校より厳密に議論を行う そのために 議論の議論の対象を明確にする必要がある 集合 ( 定義 ) 集合 物の集まりである集合 X に対して X を構成している物を X の要素または元という 集合については 3 セメスタ開講の 離散数学 で詳しく扱う 2 集合の表現 1. 要素を明示する表現 ( 外延的表現 ) 中括弧で 囲う X = {0,1, 2,3} 慣用的に 英大文字を用いる

More information

不偏推定量

不偏推定量 不偏推定量 情報科学の補足資料 018 年 6 月 7 日藤本祥二 統計的推定 (statistical estimatio) 確率分布が理論的に分かっている標本統計量を利用する 確率分布の期待値の値をそのまま推定値とするのが点推定 ( 信頼度 0%) 点推定に ± で幅を持たせて信頼度を上げたものが区間推定 持たせた幅のことを誤差 (error) と呼ぶ 信頼度 (cofidece level)

More information

aaa

aaa Information an Coing Theory, 07 by Toyoaki Nishia 情報源符号化とその限界 Copyright 07 Toyoaki Nishia All Rights Reserve. 本科目の構成 情報源 information source 情報源符号器 source encoer 通信路符号器 channel encoer 通信路 channel 通信路復号器

More information

<4D F736F F D208EC08CB18C7689E68A E F AA957A82C682948C9F92E82E646F63>

<4D F736F F D208EC08CB18C7689E68A E F AA957A82C682948C9F92E82E646F63> 第 7 回 t 分布と t 検定 実験計画学 A.t 分布 ( 小標本に関する平均の推定と検定 ) 前々回と前回の授業では, 標本が十分に大きいあるいは母分散が既知であることを条件に正規分布を用いて推定 検定した. しかし, 母集団が正規分布し, 標本が小さい場合には, 標本分散から母分散を推定するときの不確実さを加味したt 分布を用いて推定 検定しなければならない. t 分布は標本分散の自由度 f(

More information

確率分布 - 確率と計算 1 6 回に 1 回の割合で 1 の目が出るさいころがある. このさいころを 6 回投げたとき,1 度も 1 の目が出ない確率を求めよ. 5 6 /6 6 =15625/46656= (5/6) 6 = ある市の気象観測所での記録では, 毎年雨の降る

確率分布 - 確率と計算 1 6 回に 1 回の割合で 1 の目が出るさいころがある. このさいころを 6 回投げたとき,1 度も 1 の目が出ない確率を求めよ. 5 6 /6 6 =15625/46656= (5/6) 6 = ある市の気象観測所での記録では, 毎年雨の降る 確率分布 - 確率と計算 6 回に 回の割合で の目が出るさいころがある. このさいころを 6 回投げたとき 度も の目が出ない確率を求めよ. 5 6 /6 6 =565/46656=.48 (5/6) 6 =.48 ある市の気象観測所での記録では 毎年雨の降る日と降らない日の割合は概ね :9 で一定している. 前日に発表される予報の精度は 8% で 残りの % は実際とは逆の天気を予報している.

More information

Microsoft PowerPoint - 13approx.pptx

Microsoft PowerPoint - 13approx.pptx I482F 実践的アルゴリズム特論 13,14 回目 : 近似アルゴリズム 上原隆平 (uehara@jaist.ac.jp) ソートの下界の話 比較に基づく任意のソートアルゴリズムはΩ(n log n) 時間の計算時間が必要である 証明 ( 概略 ) k 回の比較で区別できる場合の数は高々 2 k 種類しかない n 個の要素の異なる並べ方は n! 通りある したがって少なくとも k n 2 n!

More information

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt 演算子の行列表現 > L いま 次元ベクトル空間の基底をケットと書くことにする この基底は完全系を成すとすると 空間内の任意のケットベクトルは > > > これより 一度基底を与えてしまえば 任意のベクトルはその基底についての成分で完全に記述することができる これらの成分を列行列の形に書くと M これをベクトル の基底 { >} による行列表現という ところで 行列 A の共役 dont 行列は A

More information

数値計算法

数値計算法 数値計算法 008 4/3 林田清 ( 大阪大学大学院理学研究科 ) 実験データの統計処理その 誤差について 母集団と標本 平均値と標準偏差 誤差伝播 最尤法 平均値につく誤差 誤差 (Error): 真の値からのずれ 測定誤差 物差しが曲がっていた 測定する対象が室温が低いため縮んでいた g の単位までしかデジタル表示されない計りで g 以下 計りの目盛りを読み取る角度によって値が異なる 統計誤差

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 20150528 信号処理システム特論 本日の内容 適応フィルタ ( 時間領域 ) 適応アルゴリズム (LMS,NLMS,RLS) 適応フィルタの応用例 適応処理 非適応処理 : 状況によらずいつでも同じ処理 適応処理 : 状況に応じた適切な処理 高度な適応処理の例 雑音抑圧, 音響エコーキャンセラ, 騒音制御など 時間領域の適応フィルタ 誤差信号 与えられた手順に従ってフィルタ係数を更新し 自動的に所望の信号を得るフィルタ

More information

線形システム応答 Linear System response

線形システム応答 Linear System response 画質が異なる画像例 コントラスト劣 コントラスト優 コントラスト普 鮮鋭性 普 鮮鋭性 優 鮮鋭性 劣 粒状性 普 粒状性 劣 粒状性 優 医用画像の画質 コントラスト, 鮮鋭性, 粒状性の要因が互いに密接に関わり合って形成されている. 比 鮮鋭性 コントラスト 反 反 粒状性 増感紙 - フィルム系での 3 要因の関係 ディジタル画像処理系でもおよそ成り立つ WS u MTFu 画質に影響する因子

More information

040402.ユニットテスト

040402.ユニットテスト 2. ユニットテスト ユニットテスト ( 単体テスト ) ユニットテストとはユニットテストはプログラムの最小単位であるモジュールの品質をテストすることであり その目的は結合テスト前にモジュール内のエラーを発見することである テストは機能テストと構造テストの2つの観点から行う モジュールはプログラムを構成する要素であるから 単体では動作しない ドライバとスタブというテスト支援ツールを使用してテストを行う

More information

航空機の運動方程式

航空機の運動方程式 可制御性 可観測性. 可制御性システムの状態を, 適切な操作によって, 有限時間内に, 任意の状態から別の任意の状態に移動させることができるか否かという特性を可制御性という. 可制御性を有するシステムに対し, システムは可制御である, 可制御なシステム という言い方をする. 状態方程式, 出力方程式が以下で表されるn 次元 m 入力 r 出力線形時不変システム x Ax u y x Du () に対し,

More information

ビジネス統計 統計基礎とエクセル分析 正誤表

ビジネス統計 統計基礎とエクセル分析 正誤表 ビジネス統計統計基礎とエクセル分析 ビジネス統計スペシャリスト エクセル分析スペシャリスト 公式テキスト正誤表と学習用データ更新履歴 平成 30 年 5 月 14 日現在 公式テキスト正誤表 頁場所誤正修正 6 知識編第 章 -3-3 最頻値の解説内容 たとえば, 表.1 のデータであれば, 最頻値は 167.5cm というたとえば, 表.1 のデータであれば, 最頻値は 165.0cm ということになります

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 復習 ) 時系列のモデリング ~a. 離散時間モデル ~ y k + a 1 z 1 y k + + a na z n ay k = b 0 u k + b 1 z 1 u k + + b nb z n bu k y k = G z 1 u k = B(z 1 ) A(z 1 u k ) ARMA モデル A z 1 B z 1 = 1 + a 1 z 1 + + a na z n a = b 0

More information

画像処理工学

画像処理工学 画像処理工学 画像の空間周波数解析とテクスチャ特徴 フーリエ変換の基本概念 信号波形のフーリエ変換 信号波形を周波数の異なる三角関数 ( 正弦波など ) に分解する 逆に, 周波数の異なる三角関数を重ねあわせることにより, 任意の信号波形を合成できる 正弦波の重ね合わせによる矩形波の表現 フーリエ変換の基本概念 フーリエ変換 次元信号 f (t) のフーリエ変換 変換 ( ω) ( ) ωt F f

More information

<4D F736F F F696E74202D208CA48B868FD089EE288FDA82B582A294C5292E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D208CA48B868FD089EE288FDA82B582A294C5292E B8CDD8AB B83685D> フィルタリングルール最適化問題の解法ル最適化問題の解法 神奈川大学理学部情報科学科 田中研究室 インターネットの仕組み IP アドレス - パケット 00 送り先 IPアドレス発信元 IPアドレスを含む 確実に相手に届く ルータ ルータ 00 IP アドレス ルータ自宅.55.5. ルータ 大学.7.5.0 インターネットの仕組み パケット - ルータ 00 00 ルータ パケット 00 000 00

More information

Microsoft PowerPoint - 14MDL.pptx

Microsoft PowerPoint - 14MDL.pptx オッカムの剃刀 (Occam s razor) MDL 原理 データマイニング 機械学習の仕事は データを表現するモデルを探すことだと言える 例 : ガウス混合モデル, ( 等方正規分布の ) 混合 (k means 法 ). Model vs Hypotesis では 正しいモデルとは何か? どうやって選ぶか? オッカムの剃刀 : それ以外の条件が全て同じなら, 最も単純なモデルが最良である. 人生訓としてもよかろう

More information

Microsoft PowerPoint - qcomp.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - qcomp.ppt [互換モード] 量子計算基礎 東京工業大学 河内亮周 概要 計算って何? 数理科学的に 計算 を扱うには 量子力学を計算に使おう! 量子情報とは? 量子情報に対する演算 = 量子計算 一般的な量子回路の構成方法 計算って何? 計算とは? 計算 = 入力情報から出力情報への変換 入力 計算機構 ( デジタルコンピュータ,etc ) 出力 計算とは? 計算 = 入力情報から出力情報への変換 この関数はどれくらい計算が大変か??

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション LDACS1 のビット誤り率特性の改善 監視通信領域 北折潤 塩見格一 2016/6/10 目次 はじめに LDACS1 概要 フェージング環境下のLDACS1 BER 特性 改善策 実験 考察 まとめ 1 はじめに Air Navigation Conference/11 十分な通信性能 ATMの効率化を考慮した通信の高度化が必要と勧告 Action Plan 17 洋上 陸域 空港面それぞれの領域に適切な通信システムを選定

More information

フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 と

フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 と フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 となるように半固定抵抗器を調整する ( ゼロ点調整のため ) 図 1 非反転増幅器 2010 年度版物理工学実験法

More information

A Constructive Approach to Gene Expression Dynamics

A Constructive Approach to Gene Expression Dynamics 配列アラインメント (I): 大域アラインメント http://www.lab.tohou.ac.jp/sci/is/nacher/eaching/bioinformatics/ week.pdf 08/4/0 08/4/0 基本的な考え方 バイオインフォマティクスにはさまざまなアルゴリズムがありますが その多くにおいて基本的な考え方は 配列が類似していれば 機能も類似している というものである 例えば

More information

スライド 1

スライド 1 第 13 章系列データ 2015/9/20 夏合宿 PRML 輪読ゼミ B4 三木真理子 目次 2 1. 系列データと状態空間モデル 2. 隠れマルコフモデル 2.1 定式化とその性質 2.2 最尤推定法 2.3 潜在変数の系列を知るには 3. 線形動的システム この章の目標 : 系列データを扱う際に有効な状態空間モデルのうち 代表的な 2 例である隠れマルコフモデルと線形動的システムの性質を知り

More information

スライド 1

スライド 1 移動体観測を活用した交通 NW の リアルタイムマネジメントに向けて : プローブカーデータを用いた動的 OD 交通量のリアルタイム推定 名古屋大学山本俊行 背景 : マルチモード経路案内システム PRONAVI 2 プローブカーデータの概要 プローブカー : タクシー 157 台 蓄積用データ収集期間 : 22 年 1 月 ~3 月,1 月 ~23 年 3 月 データ送信はイベントベース : 車両発進

More information

次元圧縮法を導入したクエリに基づくバイクラスタリング 情報推薦への応用 武内充三浦功輝岡田吉史 ( 室蘭工業大学 ) 概要以前, 我々はクエリに基づくバイクラスタリングを用いた情報推薦手法を提案した. 本研究では, 新たに推薦スコアが非常に良く似たユーザまたはアイテムを融合する次元圧縮法を導入した. 実験として, 縮減前と縮減後のデータセットのサイズとバイクラスタ計算時間の比較を行う. キーワード

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 5 章誤り訂正技術の応用 概要 伝送路で発生する誤りを受信側で訂正する誤り訂正 (FEC: Forward Error Correction) や, 誤りを検出して誤ったデータを再送信する自動再送制御 (ARQ: Automatic Repeat Request) により, 高品質な無線伝送を実現するのが誤り制御技術 ( 広い意味での誤り訂正技術

More information

14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手

14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 mmol/l の半分だったから さんの測定値は くんの測定値の 4 倍の重みがあり 推定値 としては 0.68 mmol/l その標準偏差は mmol/l 程度ということになる 測定値を 特徴づけるパラメータ t を推定するこの手 14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 014.6.1. 最小 乗法のはなし 014.6.1. 内容 最小 乗法のはなし...1 最小 乗法の考え方...1 最小 乗法によるパラメータの決定... パラメータの信頼区間...3 重みの異なるデータの取扱い...4 相関係数 決定係数 ( 最小 乗法を語るもう一つの立場...5 実験条件の誤差の影響...5 問題...6 最小 乗法の考え方 飲料水中のカルシウム濃度を

More information

Microsoft PowerPoint - 基礎・経済統計6.ppt

Microsoft PowerPoint - 基礎・経済統計6.ppt . 確率変数 基礎 経済統計 6 確率分布 事象を数値化したもの ( 事象ー > 数値 の関数 自然に数値されている場合 さいころの目 量的尺度 数値化が必要な場合 質的尺度, 順序的尺度 それらの尺度に数値を割り当てる 例えば, コインの表が出たら, 裏なら 0. 離散確率変数と連続確率変数 確率変数の値 連続値をとるもの 身長, 体重, 実質 GDP など とびとびの値 離散値をとるもの 新生児の性別

More information

Microsoft PowerPoint - stat-2014-[9] pptx

Microsoft PowerPoint - stat-2014-[9] pptx 統計学 第 17 回 講義 母平均の区間推定 Part-1 014 年 6 17 ( )6-7 限 担当教員 : 唐渡 広志 ( からと こうじ ) 研究室 : 経済学研究棟 4 階 43 号室 email: kkarato@eco.u-toyama.ac.j website: htt://www3.u-toyama.ac.j/kkarato/ 1 講義の目的 標本平均は正規分布に従うという性質を

More information

& 3 3 ' ' (., (Pixel), (Light Intensity) (Random Variable). (Joint Probability). V., V = {,,, V }. i x i x = (x, x,, x V ) T. x i i (State Variable),

& 3 3 ' ' (., (Pixel), (Light Intensity) (Random Variable). (Joint Probability). V., V = {,,, V }. i x i x = (x, x,, x V ) T. x i i (State Variable), .... Deeping and Expansion of Large-Scale Random Fields and Probabilistic Image Processing Kazuyuki Tanaka The mathematical frameworks of probabilistic image processing are formulated by means of Markov

More information

Microsoft PowerPoint - sc7.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - sc7.ppt [互換モード] / 社会調査論 本章の概要 本章では クロス集計表を用いた独立性の検定を中心に方法を学ぶ 1) 立命館大学経済学部 寺脇 拓 2 11 1.1 比率の推定 ベルヌーイ分布 (Bernoulli distribution) 浄水器の所有率を推定したいとする 浄水器の所有の有無を表す変数をxで表し 浄水器をもっている を 1 浄水器をもっていない を 0 で表す 母集団の浄水器を持っている人の割合をpで表すとすると

More information

21世紀型パラメータ設計―標準SN比の活用―

21世紀型パラメータ設計―標準SN比の活用― 世紀のパラメータ設計ースイッチ機構のモデル化ー 接点 ゴム 変位 スイッチ動作前 スイッチ動作後 反転ばねでスイッチの クリック感 を実現した構造 世紀型パラメータ設計 標準 SN 比の活用 0 世紀の品質工学においては,SN 比の中に, 信号因子の乱れである 次誤差 (S res ) もノイズの効果の中に加えて評価してきた.のパラメータ設計の例では, 比例関係が理想であるから, 次誤差も誤差の仲間と考えてもよかったが,

More information

リソース制約下における組込みソフトウェアの性能検証および最適化方法

リソース制約下における組込みソフトウェアの性能検証および最適化方法 リソース制約下における組込みソフト ウェアの性能検証および最適化方法 広島市立大学 大学院情報科学研究科システム工学専攻 中田明夫倉田和哉百々太市 1 提案技術の概要 組込みシステムの開発 厳しいリソース制約 (CPU, ネットワークなど ) 非機能要求 ( リアルタイム性など ) の達成 開発プロセスにおける設計段階 性能問題を発見することが困難 実装段階で性能問題が発覚 設計の手戻りが発生 設計段階での性能検証手法

More information

Microsoft PowerPoint rev.pptx

Microsoft PowerPoint rev.pptx 研究室紹介 卒業研究テーマ紹介 木村拓馬 佐賀大学理工学部知能情報システム学科第 2 研究グループ 第 2 研究グループ -- 木村拓馬 : 卒業研究テーマ紹介 (2016/2/16) 1/15 木村の専門分野 応用数学 ( 数値解析 最適化 ) 内容 : 数学 + 計算機 数学の理論に裏付けされた 良い 計算方法 良さ を計算機で検証する方法について研究 目標は でかい 速い 正確 第 2 研究グループ

More information

untitled

untitled KLT はエネルギを集約する カルーネンレーベ変換 (KLT) で 情報を集約する 要点 分散 7. 9. 8.3 3.7 4.5 4.0 KLT 前 集約 分散 0.3 0.4 4.5 7.4 3.4 00.7 KLT 後 分散 = エネルギ密度 エネルギ と表現 最大を 55, 最小を 0 に正規化して表示した 情報圧縮に応用できないか? エネルギ集約 データ圧縮 分散 ( 平均 ) KLT 前

More information

ohgane

ohgane Signal Detection Based on Belief Propagation in a Massive MIMO System Takeo Ohgane Hokkaido University, Japan 28 October 2013 Background (1) 2 Massive MIMO An order of 100 antenna elements channel capacity

More information

<4D F736F F D208D A778D5A8A778F4B8E7793B CC A7795D2816A2E646F6378>

<4D F736F F D208D A778D5A8A778F4B8E7793B CC A7795D2816A2E646F6378> 高等学校学習指導要領解説数学統計関係部分抜粋 第 部数学第 2 章各科目第 節数学 Ⅰ 3 内容と内容の取扱い (4) データの分析 (4) データの分析統計の基本的な考えを理解するとともに, それを用いてデータを整理 分析し傾向を把握できるようにする アデータの散らばり四分位偏差, 分散及び標準偏差などの意味について理解し, それらを用いてデータの傾向を把握し, 説明すること イデータの相関散布図や相関係数の意味を理解し,

More information

main.dvi

main.dvi CDMA 1 CDMA ( ) CDMA CDMA CDMA 1 ( ) Hopfield [1] Hopfield 1 E-mail: okada@brain.riken.go.jp 1 1: 1 [] Hopfield Sourlas Hopfield [3] Sourlas 1? CDMA.1 DS/BPSK CDMA (Direct Sequence; DS) (Binary Phase-Shift-Keying;

More information

If(A) Vx(V) 1 最小 2 乗法で実験式のパラメータが導出できる測定で得られたデータをよく近似する式を実験式という. その利点は (M1) 多量のデータの特徴を一つの式で簡潔に表現できること. また (M2) y = f ( x ) の関係から, 任意の x のときの y が求まるので,

If(A) Vx(V) 1 最小 2 乗法で実験式のパラメータが導出できる測定で得られたデータをよく近似する式を実験式という. その利点は (M1) 多量のデータの特徴を一つの式で簡潔に表現できること. また (M2) y = f ( x ) の関係から, 任意の x のときの y が求まるので, If(A) Vx(V) 1 最小 乗法で実験式のパラメータが導出できる測定で得られたデータをよく近似する式を実験式という. その利点は (M1) 多量のデータの特徴を一つの式で簡潔に表現できること. また (M) y = f ( x ) の関係から, 任意の x のときの y が求まるので, 未測定点の予測ができること. また (M3) 現象が比較的単純であれば, 現象を支配 する原理の式が分かることである.

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx 0. 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 2 行列による写像から固有ベクトルへ m n A : m n n m 行列によって線形写像 f R R A が表せることを見てきた ここでは 2 次元平面の行列による写像を調べる 2 = 2 A 2 2 とし 写像 まず 単位ベクトルの像を求める u 2 x = v 2 y f : R A R を考える u 2 2 u, 2 2 0 = = v 2 0

More information

umeda_1118web(2).pptx

umeda_1118web(2).pptx 選択的ノード破壊による ネットワーク分断に耐性のある 最適ネットワーク設計 関西学院大学理工学部情報科学科 松井知美 巳波弘佳 選択的ノード破壊によるネットワーク分断に耐性のある最適ネットワーク設計 0 / 20 現実のネットワーク 現実世界のネットワークの分析技術の進展! ネットワークのデータ収集の効率化 高速化! 膨大な量のデータを解析できる コンピュータ能力の向上! インターネット! WWWハイパーリンク構造

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9/7/8( 水 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 拡大とスカラー倍 行列演算と写像 ( 次変換 拡大後 k 倍 k 倍 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる p = (, ' = k ' 拡大前 p ' = ( ', ' = ( k, k 拡大 4 拡大と行列の積 拡大後 k 倍

More information

Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt

Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt 冗長座標測定機 ()( 三次元座標計測 ( 第 9 回 ) 5 年度大学院講義 6 年 月 7 日 冗長性を持つ 次元座標測定機 次元 辺測量 : 冗長性を出すために つのレーザトラッカを配置し, キャッツアイまでの距離から座標を測定する つのカメラ ( 次元的なカメラ ) とレーザスキャナ : つの角度測定システムによる座標測定 つの回転関節による 次元 自由度多関節機構 高増潔東京大学工学系研究科精密機械工学専攻

More information

untitled

untitled に, 月次モデルの場合でも四半期モデルの場合でも, シミュレーション期間とは無関係に一様に RMSPE を最小にするバンドの設定法は存在しないということである 第 2 は, 表で与えた 2 つの期間及びすべての内生変数を見渡して, 全般的にパフォーマンスのよいバンドの設定法は, 最適固定バンドと最適可変バンドのうちの M 2, Q2 である いずれにしても, 以上述べた 3 つのバンド設定法は若干便宜的なものと言わざるを得ない

More information

A Bit flipping Reduction Method for Pseudo-random Patterns Using Don’t Care Identification on BAST Architecture

A Bit flipping Reduction Method for Pseudo-random Patterns Using Don’t Care Identification  on BAST Architecture 29 年 2 月 4 日日本大学大学院生産工学研究科数理情報工学専攻修士論文発表会 BAST アーキテクチャにおけるランダムパターンレジスタント故障ドントケア抽出を用いた擬似ランダムパターンのビット反転数削減法に関する研究 日本大学院生産工学研究科数理情報工学専攻万玲玲 背景 概要 BAST アーキテクチャ 目的と提案手法 ハンガリアンアルゴリズム ランダムパターンレジスタント故障検出用ドントケア抽出法

More information

CLEFIA_ISEC発表

CLEFIA_ISEC発表 128 ビットブロック暗号 CLEFIA 白井太三 渋谷香士 秋下徹 盛合志帆 岩田哲 ソニー株式会社 名古屋大学 目次 背景 アルゴリズム仕様 設計方針 安全性評価 実装性能評価 まとめ 2 背景 AES プロジェクト開始 (1997~) から 10 年 AES プロジェクト 攻撃法の進化 代数攻撃 関連鍵攻撃 新しい攻撃法への対策 暗号設計法の進化 IC カード, RFID などのアプリケーション拡大

More information